作曲者ライナーノーツ「Halfsleep」

Key.ごんです。さてM#4の「ガムシ遊泳」がちょうどアルバムの折り返し点だとすると、アナログのレコードに例えるとこの曲はB面の1曲目当たりますかね。

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概要

この曲は2015年の春先くらいに作ったわりかし最近の曲です。タイトルのHalfsleepとは造語です。多分和製英語の範疇なんでしょうか。half=はんぶん、sleep=ねてる感じ。つまり、そのはんぶんは覚醒している、みたいな状態をイメージしています。

我々にするとこれはかなりの難曲の部類に入り、ぶっちゃけまだ演奏がこなれてるとは言えない発展途上のアンサンブルと言えますが、あえて収録しました。

ブラジル音楽の異才で巨匠、エルメルト・パスコアルに捧ぐ。

曲の構造

曲の構造は大きく分けて2ブロックで構成しています。クラシック音楽の「ソナタ形式」的なテーマ-展開-テーマという形です。(厳密にはintro-A-B-C-A-outro)

テーマの部分はアフリカンポリリズム的にハチロク(8分の6拍子)とイーブンの8ビートを交互に織り交ぜ、ちょっとどこにもないようなグルーヴの創出を試みています。ハーモニーも1オクターブ圏内から離脱し2オクターブ内で構成してみました。結果、M#1の「天気輪」以上に調性感がだいぶ希薄になっています。おそらく演奏者にも多分わかってないという。フランス印象派~ボサノヴァあたりの抽象的な響きを意識してアレンジしています。タイトルから考えると夢心地で「ねてる」部分と言えます。

リズムでいうとテーマ部分の高橋くんのリズムパターンもボレロだかレゲエだかなんだかよくわからい的な一風変わった感じにしているんですが、音色的にも電子パーカッションKORG Wavedrum miniについている加速度センサーなども使っております。

展開部はずばりサンバ!タイトルから考えると「覚醒している」部分に当たりますかね。鍵盤ハーモニカによるトーンクラスターが目覚まし時計のアラームの役目として突然のテンポチェンジ、演奏者もリスナーもひっくるめ、みんなを強制的に起こしますwライブではサイズを決めず鍵盤ハーモニカソロをガンガン吹きまくるスペースとして有効活用しています。

鍵盤ハーモニカソロの部分の他にもテーマ1回目の後半にはギターソロ、金管ソロ、展開部の冒頭にはベースソロもあり、各プレイヤーの見せ場なども設けてあります。

レコーディング

基本は全員の一発どりで2mixを収録(他の曲も全部そうですが)、その後に中島さんのバルブトロンボーンをダビング、さらにごんによる振りモノ系打楽器多数(チャフチャス、鈴、ガンザ、アコゴベル)をダビングしました。


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