作曲者ライナーノーツ「天気輪」

スクリーンショット 2016-04-20 0.19.33Key.ごんです。無事に1stアルバム発売しましたがみなさんお聴きになりましたでしょうか?

せっかくなので、本作の収録曲についてのライナーノーツなど書いてみようかな?なんて思いました。手始めにタイトルチューンからいってみます。

天気輪 (music & arranged by Gon Takahashi)

概要

この曲は今を遡る東日本大震災の1年後に当たる今から4年前、2012年に作りました。ささごんた初のオリジナル作品です。

自分自身が花巻出身・在住ということもあるのか、ないのかわかりませんが子供の頃から宮沢賢治の作品が好きで「銀河鉄道の夜」も例に漏れず好きで。作中に「天気輪の柱」というモチーフが出てきます。ご存知ない方はぜひ宮沢賢治作品を参照頂ければと思います。

天気輪とは(諸説あるようだけど)もともとはチベット仏教の「マニ車」にルーツを見ることができるようです。そこから語感的に、宗教的でもあり、土着的でもあり、祈りと、祝祭感などもあり、ビジュアル化した場合に自分の中では、プリミティブな闇の中に光る何か純粋なものをその言葉に見出します。

このワードを「天気」と「輪」に分解した場合にも「時間」そのものを感じます。そして音楽そのものでもあるなあ、とも解釈できる。

楽曲について

記譜上のキーはシャープもフラットもないハ長調なのですが、モーダルな音階を多用し調性感を曖昧にしました。出だしからCのダイアトニックスケールには含まれないBフラットをベース音に使ったり、サビ前のキメのフレーズは短調とも長調とも取れない旋法を使ったりなど、音楽的なコンテキスト・アーキテクチャーも曖昧にしてみました。が、小難しいこともなく聴きやすい音楽として成立させよう、というところもありサビではペンタトニックスケール使ったり。謎な音楽ですが、聞いた人にとって祝祭感を少しイメージしてもらえるといいなあ、なんて思って作ったのかもしれません。

編曲について

インド系のタブラのサウンドを使ったり、あんまし空間を埋めないファンクっぽいベースラインを採用したり、ウワモノにはクラシカルな管弦楽的な手法を採用したり、世界に広がる音楽のコンテキストをあえて雑多に用いることにより、やはり世界の祝祭感を表現したかった、のかなと思います。

今回のレコーディング

最初に2tr.一発どりしたのは笹平さんのベース、長野さんのガットギター、高橋くんのカホンとタブラ(=wavedrumによるもの)とシンバル、中島さんのユーフォニアム、そしてごんのガンザとタンバリンでした。

その2mix上に後日、オーバーダビングでごんのHOHNERメロディカを2パート(バッキング、アドリブソロ)、中島のバルブトロンボーン、長野のスティールギターを加えました。

参考映像

こちらは初演時の天気輪です。アレンジが昔からさほど変わってないね。みんな歳はとったけどねw


カテゴリー: DIARY | 1 コメント

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